■やはり問題となってしまいました・・・
格安スマホと犯罪・・・・
私は以前このような記事を書きました。
もう1年も前のことになりますが、格安スマホと犯罪についての記事を書いていました。
そこで、犯罪について色々と提唱をしてみたのですが、特に対策をされることなく現在に至り、そしてついに実際の犯罪に使われてしまったようです。
今回はその手口と、今後の対策について語っていきたいと思います。
■きっかけは単純な『バイト』
これは今朝ニュース番組で知った情報です。
世の中にこんな種類のバイトがあるようです。
『郵送物受け取り代行』
郵便などの郵送物を誰かの代わりに受け取る仕事になり、その郵便物後から誰かが取りに来たり、指定の配送先にまた配送したりと色々な方法があるようです。
TVで特集されていた情報で驚いたのはその報酬。
一件当たり、3000円も貰えることもあるんだとか。
ただ、誰かに変わって郵便を受け取るだけという気軽さと、その報酬の高さでかなりおいしい仕事に思えるバイトです。
でもちょっと考えれば、この時点で犯罪の匂いがしますよね^^;
誰かの代わりに受け取るって行為が、何らかの理由で受け取れない状況であることを考えなくてはいけません。
ただ単に仕事が遅くて配送の時間に間に合わないとか、女性の一人暮らしであまり住所を公開したくないのに、ネットオークションなどで買い物をしたいときなど。
そういった場合であれば問題は無いかと思います。
しかし、犯罪者が足が付かないように、危険な物を配送したりとかにも使われるであろうことも予想が付きます。
他にも色々な情報がありましたが、きっかけはこんな簡単なバイトからだったんです。
■どうして格安スマホが問題になったのか?
さて、本題はここから。
このバイトだけでは、格安スマホが悪いとはなりませんが、ここからが格安スマホが絡んでくるんです。
例えば、あなたがこのバイトに興味を持ち、バイトを申し込んだとします。
問題なのは、このバイトをする際に、『顔つきの証明書』を求められること。
また、給料の振り込みの為に、口座番号を教えたり、住所連絡先も全て教えます。
これでピンと来た人はいませんか?
そうこの資料って『格安スマホ』を買うときにも必要な物と一緒です。
あとはクレジットカードさえあれば格安スマホが買えるんです。
クレジットカードもこういった資料があれば、今では簡単に手に入ります。
そういった物を利用して、犯罪者は格安スマホを買っていくんです・・・・
ちなみにこの格安スマホは当然ですが、『あなた名義』のスマホになります。
あなたは知らないうちに何台もの、さらに状況が悪ければ、何十台ものスマホを持っていることになってしまいます。
この時点であなたは状況が悪いと『多くの支払いをしていない』ことにされてしまいます・・・
それはなぜか?
こういった状況で買ったスマホの代金を犯罪者が支払うと思いますか?
払いませんよね?
だから買った名義であるあなたに請求が行きます。
身に覚えがないと警察に言っても駄目です。
真の被害者はあなたではなく、『格安スマホ』の会社です。
その被害者が訴えれば、あなたは支払いの義務があることになることも考えられます。
あなたは悪意を持って、この犯罪者に情報を提供したわけではありませんが、この犯罪が成立するような状況を提供したことには変わりないからです。
また、犯罪者はそのスマホを新品同然で中古市場に流し、そこからも利益を得ていました。
更に問題なのは、この格安スマホで『振り込め詐欺』などの犯罪が行われること。
以前はプリペイド携帯や、盗難携帯などが使われていましたが、これらに変わって格安スマホが使われるようになりました。
しかも犯罪者にとって都合がいいのが、このスマホは他人名義で、しかも盗難品でもないので、好き勝手使って大丈夫です。
先ほどは支払うことはしないと言いましたが、実際にクレジットカードで支払いをしていれば、あなたに気づかれることなく、ずっと使い続けることも出来ます。
もし、犯罪がばれて携帯から身元が割れても、それは犯罪者ではなく、あなたの情報になります。
あなたはやってもいない犯罪の容疑者にされる可能性もあるのです。
とフィクションのように書きましたが、実際に起こった犯罪としてTVでは紹介をされていました。
■犯罪者にならない為には・・・自分だけではもう不可能
以前の記事では、自分がそういった犯罪に巻き込まれないための対策を紹介していました。
でも今はもう自分の対策だけでは、もう不可能な状況にあります。
今回はバイトを装った経緯がありますが、バイトを装わなくてもそういった情報を提供する機会は意外に多くあります。
簡単に思いつくのはレンタルビデオなどの会員登録など。
こういった際に、ちょっと写真を撮りますと言って運転免許証などをコピーされたら、それでおしまいです。
悪用しようと思えばいくらでも悪用できる情報が、世の中にはありふれているんです・・・・
なので、ここはしっかりと携帯キャリアさんに頑張ってもらいたいところです。
自分たちのサービスで犯罪が行われるという事実は良い環境ではないでしょう。
環境の例として、今SIMカードを頼もうとすれば10枚までとか平気で頼めます。
また、他のキャリアを使えば、さらにもっと多くのSIMカードを手に入れられますよね。
そういった状況が、個人であり得るのはおかしいと感じてもらいたいです。
家族分SIMを買ってもせいぜい5枚6枚。
それ以上買う状況はちょっと怪しいと思ってもらいたいのです。
個人名義で会社のスマホを社員分買う人だっているでしょうから、全てが問題とはならないでしょうが、問題になる可能性が十分にあるのです。
また、申し込み方法も『簡単、早い、安い』なんてところだけを重視しないで欲しいです。
大事な個人情報を取り扱うことを簡単とか、早いとかが良いようにしないで、こういった犯罪を未然に防げる手段を考えてもらいたいところです。
じゃないと、業界にこのイメージが付くと、以前のプリペイドスマホのように、廃れていく業界になってしまいかねません。
その他、色々あるでしょうが、自分だけの対策ではもう無理な時代に、それに合わせた方法を考えてもらえたらと思います。
■まとめ
こういったニュースが流れると、途端にイメージが悪くなり、業界全体の問題になってしまいます。
そういったことが起きないように、これからは対策を考えていってもらいたいと思います。
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